WORK is LIFE

生活のいろいろ

3.11 私的ストーリー③

トラウマから回復のために、先ずは自覚することをしました。

 

引き金になっていることと、

具体的に何が自分自身を苦しめているのかを把握するようにしました。

(ここまでのお話は前回、前々回の投稿をお読みくださいm(_ _)m)

 

“何が自分自身を苦しめているのか”

それは、前回の投稿に掲載したとおり、

「大きな波の中に人が飲み込まれて流されていることを想像してしまい、すごく恐ろしくなる」

「私の大好きな海がとてつもなく大きな波に変化して人や建物を飲み込んでしまった。」

 

このふたつでした。

 

 

そして、トラウマ回復のために私がしたこと2番目は許すことです。

 

私は完璧主義なところがあり、

人に弱いところを見せたり、頼ったりすることがすごく苦手です。

 

自分自身を追い込んで努力する、

ネガティブモードになると自分自身を否定する、

良くも悪くも完璧主義な性格が、当時、今よりも強く出ていました。

 

“弱い自分はダメだ、価値がない”

と、自分を否定する気持ちが常にありました。

 

自分を否定していたために

ダメな自分を人に知られたくないと思い、

トラウマに気がついたあとも

しばらくは誰にも話しませんでした。

 

津波の画を見るのが苦手なんです」とは言えても

津波がトラウマになっているんです」とは話せませんでした。

 

 

そんな私でしたが、

あるときから、トラウマになっている自分自身を許してあげよう

という考えになりました。

 

それは、具体的に何が自分自身を苦しめているのかを把握して、

それを理解できたから

「それでは辛くなっても仕方ないね」

と自分で思えるようになりました。

 

 

「大きな波の中に人が飲み込まれて流されていることを想像してしまい、すごく恐ろしくなる」

「私の大好きな海がとてつもなく大きな波に変化して人や建物を飲み込んでしまった」

 

⇨「それでは辛い気持ちになっても仕方ない」

 

……と、このような考えになりました。

 

 

さらに、自分自身を慰める気持ちも育っていきました

“1年経ってもまだ辛い思いなんだね。私にとって本当に辛いことだったんだね。”

と自分自身に言い聞かせるようにして。

 

 

辛い気持ちになる自分自身を許してあげる、

それがトラウマ回復のために私がしたこと2番目でした。

 

 

…なんだか、3.11ストーリーが長くなってしまいました。

こんなに長くなるとは自分でも思っていませんでしたが

きっと、記事にするのは最初で最後だと思うので

もう少しお付き合いいただければ幸いです。

 

 

それでは、続きはまた次回に!