WORK is LIFE

生活のいろいろ

現代アートを見て発想(アイデア)を学ぶようにしている

私はアート作品を見ることが好きです。

 

すごく好きになったきっかけは、

2014年ニューヨークのホイットニー美術館へ行ったときでした。

 

そのときはジェフ・クーンズの展示でした。

当時は、ジェフ・クーンズの名前も知らずに

「ホイットニー美術館で面白そうな展示をしている!」

と思い、見に行きました。

 

見ているときに

ふと、「発想は自由でいいんだ」という考えが頭に浮かびました。

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(2014 Whitney Museum, Jeff Koons

 

それをどういうふうに私自身の生活に結びつけていったか、というと

当時、保健室の先生として生徒に性教育の授業を担当していたので、

性教育の授業の内容に活かしていきました。

 

 

ここでこのあとの話をわかりやすくするために、

「伝える」ということを図にしてみました。

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このような感じでしょうか。

 

『発想』とは、

伝えたいことを表現するために必要とする過程です。

 

アートにしても授業にしても、

自分の伝えたいことを自由な発想で人に伝える、表現する、

という意味では同じ作業をしている。

 

なので、

授業はクリエイティブなことなんだ」と考え、

発想力や表現力を養うことは

私自身にとって大事なことだ、

と考えました。

それが現代アートを好きになった理由です。

 

 

「発想は自由でいい」という考えにいたる前までは、

性教育の授業をしていても

「伝わっている気がしない」、

「お話をしていても何故だか自分自身が楽しくない」、

と悩みながら授業をしていました。

 

「発想は自由でいい」、という考えに切り替えてから、

既成概念にとらわれず、自由な発想で授業を組み立てることを意識しました。

授業内容を考える手間などは変わりないので、作業効率は変わらないのですが

生徒が聞いていくれている感触や、自分自身が楽しい感覚になり

よりやりがいを感じられるようになりました。

 

 

 

現代アートにふれることで

アーティストの発想や表現方法を学びとりたいと思っています。

 

ただ作品を見て感じる、ということも大切ですが、

作品を通してアーティストの伝えたいこと、

思想や価値観を

どういう発想で、どう表現しているのか、

そんなところを読み取りたいと常々思いながら

作品を見ています。

 

それでは!