WORK is LIFE

生活のいろいろ

3.11 私的ストーリー②

津波のトラウマを抱えていることに

震災から約1年後に気がつきました。

 

津波の画を見ると、

大きな波の中に

人が飲み込まれて流されていることを想像してしまい、

すごく恐ろしくて心臓がぎゅっと苦しくなり、

息苦しくなって、悲しさで涙が出るのでした。

 

 

生まれたときから海が身近で、何度も遊んだ海。

 

私の大好きな海が

とてつもなく大きな波に変化して

人や建物を飲み込んでしまった。

 

 

実際に多くの方が亡くなられたこと、

そこに住む方々の故郷が一瞬にして崩壊したこと、

今もやはり辛い気持ちになります。

 

実際に体験したわけではないですが、

想像するだけで本当に辛いです。

 

これも想像なのですが、

海の近くに住む方々にとって

やはり海は身近で

私と同じように大好きだった方も多かったのではないでしょうか。

 

その大好きだった海に

故郷や大切な方の命を襲われる気持ちは

すごく辛かったのではないかと想像します。

 

 

 

トラウマを自覚してから

カウンセリングを受けようかと一瞬思いましたが、

結局それはしませんでした。

 

日常生活に大きな影響がなかったので

自分自身で回復を試みました。

 

回復の最初のステップは

トラウマを自覚することでした。

 

 

引き金となること(私の場合は津波の画)と、

具体的に何が自分自身を苦しめるのかを把握しようとしました。

 

 

そうすることで

引き金になることを意識的に避けることができるようになりました。

 

場合によっては他者に

「〇〇は苦手なので避けたいです」

と説明でき、自分なりに対処できるようになりました。

 

周囲の人に説明して理解してもらえると

安心した気持ちになりました。

ちゃんとわかってくれている人がいる、というふうに。

 

 

この続きはまた次回に。

 

それでは!