大学生の頃、フランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダールの存在を知りました。
どういうルートでジャン=リュック・ゴダールにたどり着いたのかはもう記憶にないです。
でもあの頃は時間があると映画を見たり、音楽を聞いたりしていたので、そのときにたまたま知ったのではないかと思います。
その彼の映画をわけも分からずに、流して眺めていました。
見ていた当時、ゴダールの新作が映画館で公開されたときで、私はそれも見に行きました。
でもほとんど寝ていました。
正直、内容を理解していなかったし(理解しよう、理解したい、と思っていたのですが)、好きかどうかというと好きではなかったと思います。
ただただ存在が気になっていました。
映画に詳しくない私でさえ、映画界の中で特異的な存在感を持っていることだけは感じ取っていました。
なのでどんな映画なのか、何を表現しているのか、映画通の方々がリスペクトするのはどうしてなのか、知りたかったです。(結果ちんぷんかんぷんで断念しました)
ということで、私は映画通にはなることができませんでした。
ところでどうしてジャン=リュック・ゴダールが出てきたのかというと。
最近、自分でも映像をつくる試みをしていてYouTubeにアップロードしていたりするんです。
自分で撮影して、編集してできあがった映像を見ていると、ふと頭に思い浮かんだのがゴダールでした。
わけも分からず見ていた映画だったのですが何も分からない私には、「このシーン長いな」なんて、スロー展開だったことがやたらに印象に残っています。
今でも目に浮かぶ映像は、スーパーのレジ袋が空を舞う、セリフのないシーン。
この映像は何なんだ?どういう意味があるんだ?、と必死で考えていました。(結果わからず)
私の映像の中にも「見ている人からすると退屈してしまうかも…」と思われるシーンがたっぷりあります。
ただただ静かな海のシーンなど…。
本当はもっと長い時間、海を眺めていたのです。
ただただ味わって、耳心地の良い波の音を聴いて佇んでいたのですけどね。
そんな自分の映像が、私の記憶の中のジャン=リュック・ゴダール監督の映画が結びついて、(ファンの方にはとても恐れ多いですが、無知である私の正直な感想をお許しください)
今改めてゴダールの映画を見たらどう感じるのか?
と、ふと思った今日このごろです。
とりとめのない話をお読みくださり、ありがとうございました。
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