彫金作業のときは、手を守るために手袋をするようにしています。
それでも日常生活以上の力が局所的にかかり、
その部分の皮膚が硬化してしまっていたり、指紋がなくなっていたりします。
なので手袋は必需品。
先日、大型のホームセンターに行ってみたら、手袋の種類が多くてテンション上がりました。
というのも、手袋には苦労しておりまして…。
細かいパーツを作るので、サイズが大きすぎると作業しにくいのですが、
小さいサイズは見かけたことがありません。
男女共通(男性用?)のMとLのみというお店が多いです。
なんでもありそうなネットショップでも見かけません…。
手袋の素材も悩みどころ。
今までに試した手袋の素材は、
牛革と豚革、ナイロンなどの化学繊維にゴムがコーティングしてあるものです。
使用してみた結果、私的に彫金作業に向いているかどうかは、
豚革◯、牛革△、ナイロン&ゴム製×
となりました。
具体的に紹介すると、
豚革は、表面がツルッとしているので、切削(特にヤスリ作業)のときに手袋の繊維まで削れてしまうことが少ない。
そして耐熱性もあるので、リューターを使った研磨作業のときにも使用できました。
彫金作業の際、マルチに活躍してくれる素材なので◎。
牛革は、表面が毛羽立っているため、切削のときに手袋の繊維まで削れてしまい、
リサイクルする削れた金属の粉に、繊維が大量に混じってしまいます。
また、繊維が削り取られてしまうため、すぐに穴が空きやすいと感じました。
なので切削作業にはあまり向いていないと思いました。
耐熱に強いので、リューターを使った研磨作業に向いていると思います。
洗濯できる牛革の手袋もあり、研磨作業のあとに手袋が研磨剤だらけになってしまいますが、
中性洗剤で落とすことができる点がメリット。
研磨のときには強いみかた、ということで△。
ナイロン&ゴム製は、安価で手に入りやすく、サイズが豊富な点がメリット。
ですが、切削のときにすぐにすり切れてしまい、穴が空いてしまいます。
また耐熱性も高くないので全般的に彫金作業向きではないと思いました。
ということで×をつけさせていただきました。
そもそも彫金用には作られていないですが😅
以上、彫金作業のときの手袋についてでした。
工具屋さんで手袋を買っていましたが、
在庫切れのときもありました。
ホームセンターで売っていることを知り、
これからは在庫切れに困らず、調達できそうで嬉しいです。
それでは!