今日は国分寺駅から徒歩1分の『殿ヶ谷戸庭園』(とのがやとていえん)へ。
国分寺には何度も通っているのに今まで一度も踏み入れたことがなかったのですが、今日は天気も良く、時間もたっぷりあったので入ってみました。
入園料150円とお安い。
丁度12時というお昼時に入園したため、入り口からすぐのベンチでは紳士淑女の方々が持ち込みのお弁当を広げているところでした。
私も庭園でお弁当を広げて食べたい。でも一人でやる勇気がないなぁ。
庭園の中は高いところと低いところがあります。出入り口の辺りは庭園の中で高いところ。
そこから階段を降りていくと竹林がありました。
竹林を右手に通り過ぎていくと池がありました。
湧き水でこの池が作られているそうです。
とってもきれいなお水です。『東京都名湧水57選』に選ばれているそうです。
楓の木が沢山あったので、紅葉の時期には紅葉狩りが楽しめるのでしょうね。
きっときれいなのでしょう。
今の時期はあまりお花が咲いていなくて残念だったのですが、紫の小さな実がなっているのを見つけました。とてもきれいな紫色です。
帰って調べてみたら、『小紫』(こむらさき)という名前だそうで、6月頃には花が咲き、今の時期に紫色の実がなるそうです。
小さくてかわいい。
こちらの庭園は元々、三菱財閥の岩崎家の別荘だったそうです。
今こうして市民が気軽に楽しめる素敵な庭園があるのって良いことですね。
庭園を散歩した後は、喫茶店『ジョルジュサンク』へ。
美味しいコーヒーが飲める喫茶店です。何十年と変わらぬスタイルと、美味しいコーヒーとケーキの販売でお店を続けるって簡単なことではないと想像する。
70年代、80年代にできたいい感じの喫茶店は都内にいくつかある。
白塗りの壁、アンティークの家具、リチャードジノリのカップ、クラッシックやジャズ等落ち着いた音楽、白熱灯の照明。
そんな素敵な喫茶店のマスターの方々も結構良い年になってきている。このようなスタイルのお店は、今の人たちが真似してつくったとしてもうまくいかないだろうと思う。だから、70〜80年代スタイルの雰囲気ある喫茶店はどんどん少なくなっていくんじゃないかと想像すると寂しい気持ちになる。同じ時代を生きる人(取るに足らない凡人だけど)として素敵なお店を存分に味わって記憶に留めたい。